マトリョーシカポーカーの「全貌」を完全解説②~ゲーム作成編~

 

さば
さば

ゲームマーケット2024春、ありがとうございました!

本ページでは、2024年春に発売したマトリョーシカポーカーの全てを、惜しみなく公開していきます!

前回は、マトリョーシカポーカーのルール、推しポイントを解説してきました!

 

マトリョーシカポーカーってどうやって作ったんだろう?

いや、そもそもボードゲームって具体的にどうやって作っているんだろうか?

マトリョーシカポーカーをもっと深くまで知ってみたい!

 

さば
さば

俺たちに任せてください!!!

あおときばこは、ボードゲームを作る集団ではありません。

 

あくまで、楽しそうなことを本気でやっていきたいという集団です。

 

したがって本ページでは、ゲームの特徴や紹介以上の情報を惜しみなく提供します

自分たちがこのボードゲームを作成する過程や、考えたこと、作り方まで全て解説します。

 

本ページでわかること
  • マトリョーシカポーカーの作成手順がわかる!
  • ボードゲーム作成手順の具体例がわかることで、あなたのボードゲーム作成の参考になる!
  • マトリョーシカポーカーがこのページから注文できる

 

 

ルールの発案

それは、僕たちが発足する起源まで遡る…。

さば
さば

このゲームの構想は、どうやって思い付いたの?

きのこ
きのこ

俺らって、どうやって発足したか覚えてる?

おくら
おくら

テキサスホールデムやってみたいって、渋谷に集まってからこの活動を始めたよね!

さば
さば

そうだった気がする!

きのこ
きのこ

実はあの後も、結構一人でもお店に行くくらいハマっちゃってて、、、

きのこ
きのこ

だから、ポーカーみたいなゲームが思いつきやすかったんだよね。

さば
さば

テキサスホールデムとは、このゲームのことだね!

 

実際に巷で流行っているものから構想を得るというのも、発明家にとってはよくある話です。

今回のマトリョーシカポーカーもその類です。「最初に配られる手札の枚数は、テキサスホールデムは2枚、これを1枚にするとしたら?」というところから考えられました。

しかし、きのこの頭の中には、こんなことが考えられていました。

きのこ
きのこ

とはいえ、テキサスホールデムと同じ動きだけはしたくないなぁ…。

 

 

構想の立て方

これまでのことを整理してみよう。

きのこ
きのこ

私が大枠を考えたので、考えた流れを説明していきます。

これまでの思考と、考えないといけないことを整理してみることに。現在考えていることは3つ。

  1. テキサスホールデムっぽいゲームなのだから、ゲームの特徴を抽出しよう。
  2. ゲームなのだから、勝ち負けをどうつけるかを考える必要がある。
  3. テキサスホールデムと同じ動きはしたくない

 

 

1.テキサスホールデムの特徴を考えてみることに。

テキサスホールデムの特徴とは?

  • ポジションという概念が存在する。
  • チップを持ち、掛け金をベットするという概念がある。
  • 自分が不利だと思ったらフォールドするという概念がある。
きのこ
きのこ

フォールドの概念があると、暇なプレーヤーがいるよなぁ…。

  

 

2.勝ち負けをどうつけるか、考えてみることに。

きのこ
きのこ

手札が1枚なんだから、数字が大きい小さいしかないよなぁ…。

 

 

3.テキサスホールデムと同じ動きはしたくないということをどう結び付けるか。

非常に自由度が高いため、上記に書いた、1番2番のどちらも叶えられる動きは何があるかを考えてみました。

きのこ
きのこ

手札が1枚しかないんだから、どの手札を取るべきかを考える必要があるゲームにしよう!

 

 

上記の3つを考えた結果、ボタンという概念を拝借し、交換することで自分がどの手札が欲しいかを考える必要があるゲームにしました。

 

そこでルールの大枠ができました。

ルールの大枠
  • カードを各プレーヤーに1枚ずつ配る
  • そのカードを親の左隣から順番に2回ずつ交換する
  • ボタンから小さい順番に中心に重ねていき、数字の連鎖が重なるまでオープンしていく
  • 重ならないところまで来たら、ボタンからさらに回収していく
  • もらった点数がそのまま得点となる。
  • 親を隣に渡していく。

 

構想から、ルールの微調整へ

大枠から、いかにもっと「ボドゲ」にするか。

大枠が決まったら、後はどのように複雑にするか。これはとにかくテストプレイするしかありません。

 

パーティーゲームのジレンマとして紹介しましたが、「人数によって面白さが変動する」ということがあります。

さば
さば

人数が少ないと、交換先があんまりないから把握できすぎちゃうね…。

おくら
おくら

だったら、真ん中に1,2枚置いてみようよ。

この言葉を期に、真ん中に置いてみて何度もテストプレイしてみました。結果的に、戦略と運のバランスになるポイントは、5名までは真ん中に置くのがちょうどいいという結論になりました。

 

 

 

さば
さば

だったら、そもそも、数字も使用する分以外の数字も加えてよくない?

きのこ
きのこ

確かに!

おくら
おくら

けど、あんまり数字多すぎると運要素が強くなりすぎるから、戦略の部分とのバランスを見ておきたいね。

 

「戦略と運が程よくブレンドされる枚数は人数+何枚なのか。」を見つけるべく、再びテストプレイをしまくることに。

結果+2枚がちょうどいいのではないかという結論になりました。

 

ここで全てのゲームルールが完成しました。

 

 

心理戦・戦略ゲームとしての絶対条件

作業になってしまっては、面白くない。

おくら
おくら

最初に、こんなゲームどう?って言われたときには、ほとんど完成してたもんね。笑

きのこ
きのこ

そうなんだよね。だから、このルールはゲームとして成立しているのかな…?ってずっと考えてた。

さば
さば

そうだね、実際テストプレイ中もずっとそれについて相談されてたよね。

おくら
おくら

そうそう。最終的には、「最善手が分からないってことは成立しているんじゃない?」ってことになったんだよね!

 

心理戦・戦略ゲームは、「最善手がある」ということ一番合ってはならないことです。

なぜなら、ゲームが「作業」になってしまうためです。

ボードゲームという楽しい時間まで作業をしている場合じゃない!!!

 

相手の行動によって考え方を変えたり、どう動くべきか思考を巡らせることこそ、心理戦・戦略ゲームの醍醐味です。

「ルールから思いついたゲーム」「心理戦・戦略ゲーム」であれば、「作業」になってしまわないか、真剣に考える必要があります。

 

きのこ
きのこ

だからこそ、やっぱりテストプレイをするに限るよね!!

 

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あなたの応援が力になります!

 

あおときばこを、是非応援したい!

マトリョーシカポーカーが欲しい!

作成の手順を見て、最善策を見つけたくなった。てか、みつけた。

 

そう思っていただける方は、是非、お問い合わせフォームからボードゲームを購入していただけると嬉しいです!

今回紹介したマトリョーシカポーカーだけでなく、王様レストランも発売しています!

 

お問い合わせフォーム以外でも、ゲームマーケット2024年秋に販売予定ですので、予約していただけると助かります!予約は11月1日より解禁予定です!

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