
ゲームマーケット2024春、ありがとうございました!
本ページでは、2024年春に発売したマトリョーシカポーカーの全てを、惜しみなく公開していきます!
前回は、マトリョーシカポーカーのルール、推しポイントを解説してきました!

マトリョーシカポーカーってどうやって作ったんだろう?

いや、そもそもボードゲームって具体的にどうやって作っているんだろうか?

マトリョーシカポーカーをもっと深くまで知ってみたい!

俺たちに任せてください!!!
あおときばこは、ボードゲームを作る集団ではありません。
あくまで、楽しそうなことを本気でやっていきたいという集団です。
したがって本ページでは、ゲームの特徴や紹介以上の情報を惜しみなく提供します
自分たちがこのボードゲームを作成する過程や、考えたこと、作り方まで全て解説します。
- マトリョーシカポーカーの作成手順がわかる!
- ボードゲーム作成手順の具体例がわかることで、あなたのボードゲーム作成の参考になる!
- マトリョーシカポーカーがこのページから注文できる
ルールの発案

それは、僕たちが発足する起源まで遡る…。

このゲームの構想は、どうやって思い付いたの?

俺らって、どうやって発足したか覚えてる?

テキサスホールデムやってみたいって、渋谷に集まってからこの活動を始めたよね!

そうだった気がする!

実はあの後も、結構一人でもお店に行くくらいハマっちゃってて、、、

だから、ポーカーみたいなゲームが思いつきやすかったんだよね。

テキサスホールデムとは、このゲームのことだね!
実際に巷で流行っているものから構想を得るというのも、発明家にとってはよくある話です。
今回のマトリョーシカポーカーもその類です。「最初に配られる手札の枚数は、テキサスホールデムは2枚、これを1枚にするとしたら?」というところから考えられました。
しかし、きのこの頭の中には、こんなことが考えられていました。

とはいえ、テキサスホールデムと同じ動きだけはしたくないなぁ…。
構想の立て方

これまでのことを整理してみよう。

私が大枠を考えたので、考えた流れを説明していきます。
これまでの思考と、考えないといけないことを整理してみることに。現在考えていることは3つ。
- テキサスホールデムっぽいゲームなのだから、ゲームの特徴を抽出しよう。
- ゲームなのだから、勝ち負けをどうつけるかを考える必要がある。
- テキサスホールデムと同じ動きはしたくない。
1.テキサスホールデムの特徴を考えてみることに。
テキサスホールデムの特徴とは?
- ポジションという概念が存在する。
- チップを持ち、掛け金をベットするという概念がある。
- 自分が不利だと思ったらフォールドするという概念がある。

フォールドの概念があると、暇なプレーヤーがいるよなぁ…。
2.勝ち負けをどうつけるか、考えてみることに。

手札が1枚なんだから、数字が大きい小さいしかないよなぁ…。
3.テキサスホールデムと同じ動きはしたくないということをどう結び付けるか。
非常に自由度が高いため、上記に書いた、1番2番のどちらも叶えられる動きは何があるかを考えてみました。

手札が1枚しかないんだから、どの手札を取るべきかを考える必要があるゲームにしよう!
上記の3つを考えた結果、ボタンという概念を拝借し、交換することで自分がどの手札が欲しいかを考える必要があるゲームにしました。
そこでルールの大枠ができました。
- カードを各プレーヤーに1枚ずつ配る
- そのカードを親の左隣から順番に2回ずつ交換する
- ボタンから小さい順番に中心に重ねていき、数字の連鎖が重なるまでオープンしていく
- 重ならないところまで来たら、ボタンからさらに回収していく
- もらった点数がそのまま得点となる。
- 親を隣に渡していく。
構想から、ルールの微調整へ

大枠から、いかにもっと「ボドゲ」にするか。
大枠が決まったら、後はどのように複雑にするか。これはとにかくテストプレイするしかありません。
パーティーゲームのジレンマとして紹介しましたが、「人数によって面白さが変動する」ということがあります。

人数が少ないと、交換先があんまりないから把握できすぎちゃうね…。

だったら、真ん中に1,2枚置いてみようよ。
この言葉を期に、真ん中に置いてみて何度もテストプレイしてみました。結果的に、戦略と運のバランスになるポイントは、5名までは真ん中に置くのがちょうどいいという結論になりました。

だったら、そもそも、数字も使用する分以外の数字も加えてよくない?

確かに!

けど、あんまり数字多すぎると運要素が強くなりすぎるから、戦略の部分とのバランスを見ておきたいね。
「戦略と運が程よくブレンドされる枚数は人数+何枚なのか。」を見つけるべく、再びテストプレイをしまくることに。
結果+2枚がちょうどいいのではないかという結論になりました。
ここで全てのゲームルールが完成しました。
心理戦・戦略ゲームとしての絶対条件

作業になってしまっては、面白くない。

最初に、こんなゲームどう?って言われたときには、ほとんど完成してたもんね。笑

そうなんだよね。だから、このルールはゲームとして成立しているのかな…?ってずっと考えてた。

そうだね、実際テストプレイ中もずっとそれについて相談されてたよね。

そうそう。最終的には、「最善手が分からないってことは成立しているんじゃない?」ってことになったんだよね!
心理戦・戦略ゲームは、「最善手がある」ということが一番合ってはならないことです。
なぜなら、ゲームが「作業」になってしまうためです。

ボードゲームという楽しい時間まで作業をしている場合じゃない!!!
相手の行動によって考え方を変えたり、どう動くべきか思考を巡らせることこそ、心理戦・戦略ゲームの醍醐味です。
「ルールから思いついたゲーム」「心理戦・戦略ゲーム」であれば、「作業」になってしまわないか、真剣に考える必要があります。

だからこそ、やっぱりテストプレイをするに限るよね!!
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あなたの応援が力になります!

あおときばこを、是非応援したい!

マトリョーシカポーカーが欲しい!

作成の手順を見て、最善策を見つけたくなった。てか、みつけた。
そう思っていただける方は、是非、お問い合わせフォームや、BOOTHからボードゲームを購入していただけると嬉しいです!
今回紹介したマトリョーシカポーカーだけでなく、王様レストランも発売しています!
お問い合わせフォーム以外でも、ゲームマーケット2024年秋に販売予定ですので、予約していただけると助かります!予約は11月1日より解禁予定です!
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